声を出さない人たちと、心でつながる「指談」という方法

みなさん、「閉じ込め症候群」という言葉を聞いたことはありますか?

これは、事故や病気などをきっかけに、
身体だけでなく、時には目やまぶたさえ動かせなくなり、
それでも意識ははっきりしているため、
自分の思いを伝えられず苦しむ状態のことをいいます。

そんな状態の人とも、
言葉を交わすことができる
「音のないコミュニケーション」のひとつが、
今回ご紹介する【指談(ゆびだん)】です。

私はこの活動を10年以上続けている
牧野順子さんのお話を聞く機会をいただき、
「言葉を持たない人たちの思いを、少しでも届けたい」
という強い想いに心を打たれました。

「指談」ってなに?

指談は、筆談や手話、ボディランゲージと同じく
声を使わないコミュニケーション方法のひとつです。

ただ、指談が他と大きく違うのは、

✔ 年齢
✔ 障害の有無
✔ 発達の段階

に関係なく、どんな人の思いにも寄り添えるという点です。

指談では、相手の指をそっと持って
ごくわずかな動きを感じ取ったり、
逆にこちらの指を持ってもらって反応を読み取ったりします。

時には、指以外の場所の反応を探すこともあります。

「例えば
『今日のお洋服は好きですか?』と聞いたとき、
本当に好きだと、目がキラキラしたり、
表情が変わったり、体のどこかが少し反応したりするんです。
それを根気よく観察していくと、
その人だけの“Yes”のサインが見えてきます」

と、順子さんは話してくれました。

順子さんが実際に
お子さんと指談で会話する動画を見てみると、
それはまるで魔法のようで、
「伝わった!」という喜びが、画面越しでもはっきり伝わってきました。
▶ 実際の指談の様子はこちら(YouTube)

どんな人にも“想い”があることを知ってほしい

じゅんこさんはとても自然に相手の思いを受け取っていきます。

「おそらく私は、指をつながせてもらうだけで
情報がスムーズに伝わってくる感覚があるんです」

と話してくれましたが、
じゅんこさんとお話しする中で私が一番感じたのは、

大切なのは“上手にやること”じゃない
ということでした。

「寝たきりの人や、
生まれつき言葉を発せない人、
赤ちゃんにも“伝えたい思い”がある。
それを、家族や周りの人が知ることが大事なんだと思います」

言葉はなくても、
嬉しい・悲しい・不安・安心…
感情は私たちと同じようにちゃんとある。

それに気づくだけで、
本人の心が少し楽になったり、
ご家族との関係がやわらいだり、
笑顔が増えたりと
良い循環が生まれていくのだと感じました。

指談を知る無料オンラインおはなし会を開催します

今回、チームで話し合い、
まずは多くの方に指談を知ってもらうために
無料のオンラインおはなし会を開くことにしました。

📅 日時:2026年3月22日(日)21:00〜22:00
💻 開催:オンライン(Zoom)
💰 参加費:無料

・指談ってなに?
・どんな人に役立つの?
・私たちにできる関わり方って?

そんな疑問を、
やさしく・わかりやすくお話しします。

「ちょっと気になる」
その気持ちだけで、十分です。

また、今後のイベントをお手伝いしたい方、応援したい方も大歓迎です。
「関わり方を知りたい」「できることがあれば参加したい」という方も、
ぜひこのZoom会にご参加ください。

👉 お申込みフォームはこちら