今日はちょっとだけ、真面目で厳しめ?な話を。

先日のイベントで、偶然にも隣のブースになった方がいました。
とってもパワフルで、周りを明るく照らすような存在で。同郷だとわかって話が弾み、気づけばずっと笑いながらおしゃべりしていました。そんなご縁から、「このパワフルさの秘密を知りたい」と思って、彼女の本を購入しました。

『子育てに失敗はない ~娘の拒食症、息子の家庭内暴力、私たち親子が絆を取り戻すまで~』
仲村ゆりか著

それから少しずつ読み進めてきた本を、先ほど一気に読み終えました。
本の中で赤裸々に語られる、お子さんの拒食症や家庭内暴力の様子。自分には縁遠く、初めて知ることも多かったので、この本を通して少しでも知ることができてよかったと感じています。

そして、その苦しみの世界からゆりかさんが抜け出した方法は「自分を癒すこと」。
シンプルに聞こえるけれど、本当にその通りなんだよね。自分が満たされ、癒されることで、なぜか周りの人や環境が変わっていく…。私自身もそんな不思議な経験をしているので、共感の連続でした。

その「自分を癒す」というプロセスの中で、少なからず誰しも(大なり小なりはあれど)親との関係を見直すべきタイミングがあるのだと思います。でも、それに気づかないままの人もいれば、見て見ぬふりをして一生を終える人もいる。詳しくはまだここに書くタイミングではない気がしますが、私にも過去いろんなことがありました。ページをめくるたび、これまでの景色を思い出しながら、自分の中で答え合わせをしているような感覚になっていました。
私は逃げずに向き合うことを選んでよかったと、この本を読んであらためて思ったし、勇気を出した自分を少し誇らしく感じました。怖いもんね、向き合うのって。

逃げることもできると思うし、時が過ぎれば何事もなかったかのように生活できることもあると思う。
でも、私は「また必ず引き戻される」と思っています。しかもそれは、時間が経てば経つほど、自分が前に進めば進むほど、プラスの力に比例してマイナスの力も大きくなるように感じます。そうすると、その引き戻され方もどんどん大きく、強くなっていく。だからこそ、放置するほうがよっぽど怖い——私はそう思います。

中には、そのマイナスが積み重なってしまい、大きな塊のようになっている人もいて。
そういう人は、無意識のうちに他人にもまとわりつくようなベトっとしたもの(言語化が難しいのだけど感覚的にポケモンのベトベトン?だっけ?みたいな感じ)を残して去っていくことがある…。そんな後味の悪さを感じる場面も、これまで何度か見てきました。(特に最近何度か遭遇してしまい、ベトベト攻撃くらったな〜…)

向き合うタイミングは人それぞれなので強要はしません。でも、ベトベトって、あまりに大きくなってしまうと、どんなに取り繕っても隠しきれないの。だからなるべく小さいうちに気づいてあげてほしいなと心から思います。
今日はいつもより若干厳しめモードの私でした。
こういう話を読んでザワザワする人がいたら、それはきっと変われるチャンスだと思います。

私も最近いろんなことが重なったので、また自分と向き合う時間をしっかり取っていきたいなと思っています。そして、ずっと書きたいと思っていたテーマを少しだけ形にできてよかった!

素晴らしい本に出会えて、本当に感謝です。
子育てに失敗はない ~娘の拒食症、息子の家庭内暴力、私たち親子が絆を取り戻すまで~