突然ですが、自分のことがよくわからなくなるときって、ありませんか?
私はそういう瞬間が、けっこうあるタイプです。
今でこそ少なくなったけど、
昔の自分は、まわりと比べて落ち込んだり、
「あの人みたいにちゃんとしなきゃ」って
自分を無理に変えようとしたり…
そんなことがしょっちゅうで。
また、人が何を考えてるんだろうとか、
無駄に察しやすいところもあり
(いわゆるエンパス体質というらしい)
相手にあわせて自分が無意識に変わってしまったりして、
それに後から気づくと
「あれ?ほんとの私ってどこにいるの?」
みたいな感覚が襲ってくるってこともよくあります。
そんな、自分の中にある“あいまいさ”から、
気づいたことを物語にしてみました。
絵本『パステルくんは どっちでもない』
作 竹川 裕子
絵 久保 早智
【あらすじ】
この絵本の主人公・パステルくんは、
自分の「いろ(個性)」をひとつに決めず、
いろんな色をちょっとずつ試してみたくて
生まれてきた子。
だけど、まわりの子みたいに
「青!」とか「赤!」みたいな
はっきりした色じゃない自分に、
ちょっと不安になったり、モヤモヤしたり……。
そんな日々の中で、パステルくんは気づきます。
「どっちでもないって、なんだか いいかもしれない」
誰かと同じじゃなくていい。
はっきりしてなくたって、ちゃんと意味がある。
この絵本には、そんなメッセージがつまっています。
読んだあと、きっとあなたも
「自分のいろって、なんだろう?」って
ふと立ち止まりたくなるはず。
あなたの“いろ”を自由に残せる塗り絵がついた
小さなワークブックのような一冊です。
「パステルくん」という名前を思いついたのは、
発達特性のある子たちを
「グレーゾーン」ではなく
「パステルゾーン」と呼ぶことがあると、
制作メンバーの一人に
教えてもらったことがきっかけでした。
もちろんグレーって色がダメなわけじゃないけど、
ただただカラフルが好きな私。
「パステル」って表現に心が響いたんです。
どっちつかずで、はっきりしなくて、でもそれが美しい!
その感覚が、自分のなかにある迷いや葛藤とリンクして、
「この曖昧さを肯定してみたい」
と思うようになりました。
そこから生まれたのが
『パステルくんは どっちでもない』という絵本です。
みんなの持ってるどの色も全部ステキ!
この「パステルくん」が、みんなの個性を
やさしく肯定できる存在になれたらいいなと思っています。
ぬりえ付きで1,000円のかわいい小冊子です。
気になる方はぜひお気軽にご連絡ください。
(TOPのお問い合わせからメールしていただけます)
そして今回の絵本をきっかけに、
新しくInstagramのアカウントもつくりました。
これから少しずつ、
自分の「いろ」や「好き」を大切にできるような
ものづくりを発信していけたらと思っています。
ぜひフォローや応援してもらえたら、
とってもうれしいです🌷
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