このたび、私が信頼している助産師・小林みかんさんのコラムを
「12ヶ月と、暮らしの音」に掲載させていただくことになりました。

みかんさんは、日々の相談現場で赤ちゃんの声に耳を澄ませながら、
親子が自分たちらしい選択を見つけていくことを
何より大切にされている助産師さんです。

子育てのなかで迷いやすいテーマについて、
現場で大切にされている視点を、
季節に合わせて、定期的に届けていただきます。

初回は、年末年始に増えてくる
「卒乳・断乳」にまつわるご相談についてのお話です。

「赤ちゃんに相談しよう」
── 助産師・小林みかん

こんにちは、助産師の小林みかんです!

赤ちゃん専門の助産師として、
「赤ちゃんに相談しよう」をモットーに、
オンラインや出張を中心に、親子のご相談に向き合っています。

今回のテーマは「卒乳・断乳」について。

あっという間に師走となり、
この時期になると、卒乳・断乳のご相談がぐっと増えてきます。

もう〇歳だし、
ご飯もたくさん食べるようになったから。

復職後も夜の授乳を頑張ってきたけれど、
そろそろ辛くなってきた。

授乳したらすぐに寝てくれるのはいいけれど、
夜中に1〜2時間おきとなると、さすがにしんどい。

来春から保育園に入るから、
今のうちに……。

理由は、本当にさまざまです。

年末年始は、
ご家族のサポートも得やすく、

この時期くらいは
授乳を気にせず食べたり、
お酒を楽しんだりしたい。

そんなお気持ちも、よくわかります。

ただ、
ちょっと待ってください。


急な卒乳・断乳は、
乳腺炎などの
トラブルの原因になることがあります!

年末年始は、ケーキやお餅など
高カロリーなものを食べる機会も多く、
生活リズムも崩れやすい時期です。

母乳の分泌状況によっては、
その分、リスクが高まることもあります。

さらに、年末年始は
病院や母乳外来が開いていないことも多く、
何かあっても相談やケアを受けにくい時期です。

もちろん、すべての方が
乳腺炎になるわけではありません。

ただ、そうしたリスクがあることを知った上で、
十分に気をつけながら進めてほしいのです。

年末年始に限らず、
卒乳・断乳を考えるときは、
事前に相談できる場所を見つけておくと安心です。

また、急なトラブルに備えて、
緊急時に対応してもらえる病院を
あらかじめリストアップしておくことも
おすすめします。

以上、
年末年始の卒乳・断乳についてお伝えしました。

数年後、
授乳していた頃を思い出したときに、

「あの時間、とても幸せだったな」
「素敵な時間だったな」

そんなふうに振り返ることができる授乳を、
すべてのママにしてほしいと思っています。

親子ともに満たされて、
幸せだったと感じられる終わり方を迎えてほしい。

それが、私の願いです。

そんなお手伝いができることを、
とても幸せに思っています。

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